2012.10.13 Saturday 16:19

紫のこと(7)

仮名遣いについて

 仮名遣いには大きく分けて「歴史的仮名遣い(旧仮名)」と
「現代仮名遣い(新仮名)」があります。

 「俳句は韻文だから旧仮名しか認めない」という方もいれば、
「現代に暮らす中で作句するのだから新仮名でよい」という意見、
結社や作家それぞれの考え方があるようです。
ただ一般的には、旧仮名なら旧仮名、新仮名なら新仮名と
固定して作句することが多いようです。

 「紫」は作家の個性を尊重して仮名遣いの強要を行いません。
ですから旧仮名派の人も新仮名派の人も自分のスタイルで作品を作っています。
また、個々の作品と真剣に向き合い、よりふさわしい表現を得るため、
作品ごとの使い分けも容認しています。
当然一句の中での混在は許されるものではありませんが、
一句を成す上で「てにをは」に悩むのと同様に、
仮名遣いについてもどちらがより作品を高め、深めるか、
表現に対しては常に心を砕いています。

 新旧の使い分けはともするとどちらかに固定するよりも
間違えるリスクは多くなってしまいます。
使い分けをしていると「どちらかに決めてしまえば悩むことも減り楽なのに…」と
思うときもありますが、それでも「譲れない表現」「納得のいく表現」のためには
肝を据えて研鑽を積むほかに道はありません。
結局選ぶのは自分自身ですから。





2012.10.12 Friday 16:17

紫のこと(6)

「紫」は年間を通して各種大会・行事を主催・開催しています。

4月 「紫」全国俳句大会
5月 「彩の国」秩父俳句大会 (於:埼玉県秩父市)
7月 「彩の国」ベガ俳句大会 (於:埼玉県川口市)
9月       本部例会・吟行会

賞  15句を一篇とする「星雲賞」の募集・顕彰
  「紫」結社賞(作品賞・山紫賞・新鋭賞 他)の顕彰

その他 俳句展など随時

5月の秩父俳句大会、7月のベガ俳句大会は事前兼題句のほか当日席題句や、
多彩な講師を招いての講演・シンポジウムなど、広く一般の方の参加を得て
毎回盛会裡に終わっています。機会がございましたらぜひご参加ください。



2012.10.12 Friday 16:11

紫のこと(5)

「紫」副主宰 代表作品

 鈴木紀子 (すずき・のりこ)

        宙といふレンズ磨いてゐる芒

        紐はまれに輪になりたがる桜時

        メロンの網目なぞりし指の行方かな


 若林波留美 (わかばやし・はるみ)

        枉げられぬことこそ初日導ける

        水仙が統ぶる朝市日本海

        化粧塩強き尾頭憂国忌

2012.10.11 Thursday 08:26

紫のこと(4)

紫」主宰 山�十生(やまざき・じゅっせい 1947〜)    


 代表作品 一人でもひとりではなく青き踏む

      砂時計には上下なし桜桃忌

      阿の広島吽の長崎花木槿       

2012.10.11 Thursday 08:20

紫のこと(3)

 「紫」は龍門(りゅうもん)集・無門(むもん)集・山紫(さんし)集からなる同人と、
新星(しんせい)集の会員とで構成されています。

現在龍門集は主宰・副主宰をはじめ7名、無門集は30数名、
山紫集と新星集はそれぞれ70名前後が在籍しており
作品は月刊俳誌「紫」に掲載されます。そのほかに購読会員がいます。  

句会は初心講座から本部例会・支部句会と、主に埼玉県内で毎月20数カ所開催されています。
会員は各句会に自由に参加することができます。
また主宰による通信添削指導も受けることが出来ます。
一般的に、会員の方は推挙を受けて同人となります。
入会はどなたでも出来ます。新入会員は随時受け付けています。
初心の方も大歓迎です。 



2012.10.10 Wednesday 16:07

紫のこと(2)

「紫」創刊主宰  関口比良男 (せきぐち・ひらお 1908−1998) 

      
 
代表作品    
九十九里あるといふのに蟹走る 
黒生まれ たちまち白が包囲する
 
十字架の影より長きものあらず         
                           

       

           

            ひらお先生 書


2012.10.10 Wednesday 15:55

紫のこと(1)

 昭和16年10月、関口比良男(ひらお)により「紫」の前身である「花野」が創刊されたのが始まりで、昨年(2011年)1月号で創刊800号を、10月には創立70周年を迎えました。

現在は継承主宰である山噂柔検覆犬紊辰擦ぁ砲里發函
会員・同人およそ200名からなる俳句結社です。

「伝統とは常に新しくなければならない。
世界一強靱なる象徴詩としての俳句に生命を賦与する。」を信条とし、
作品は有季・無季・口語・破調を問わず、会員個々がそれぞれ幅広い作句活動をしています。



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