2023.01.10 Tuesday 20:31

山十生俳句展

山十生俳句展

 

1月5日から8日まで川口総合文化センター3階ギャラリーにおいて

紫主宰・山十生俳句生活60周年を記念した「山十生俳句展」が開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2021.11.26 Friday 13:49

山主宰 埼玉文化賞受賞

第64回 埼玉文化賞芸術部門に

「紫」主宰 山十生が選ばれました。

 

今年第64回を迎えた埼玉文化賞は、芸術やスポーツなど

県の文化の振興と発展に貢献した人に贈られる、

埼玉新聞社制定の歴史ある賞です。

芸術・社会文化・農林・商工・スポーツの5部門があり、

この度「紫」主宰山十生が芸術部門で受賞となりました。

 

「魂を揺さぶる俳句を」

(11月17日埼玉新聞 第64回埼玉文化賞

 受賞者プロフィールより抜粋)

 

創刊80年を迎えた俳誌「紫」を主宰し、

県現代俳句協会会長を務める埼玉俳句界の重鎮。

俳句の魅力を広めるため行動する人でもある。

 

1歳から川口市在住。

県立川口高校2年生の時に文芸部を立ち上げ、

小説や詩、短歌、俳句とさまざまな作品を書いた。

16歳で俳誌「紫を主宰していた故関口比良男さんに師事、

俳句にのめり込んだ。

1999年、関口から「紫」主宰を引き継ぐ。

 

県内各地の公民館や図書館で開かれる俳句会の指導、

FM川口でのパーソナリティなど、

時にはボランティアで普及活動にいそしむ。

 

五七五調、季語を重んじる伝統俳句と、

ルールにとらわれない現代俳句に大別されるが、

枠を取り払い文学の高みを目指すべきと語る。


*授賞式は11月24日さいたま市

 ラフレさいたまで執り行われました。

 


2020.11.23 Monday 12:29

第15回川口市文化賞

第15回川口市文化賞

 

紫主宰・山十生が芸術文化の振興への貢献が称えられ

川口文化三賞の最高賞『第15回川口市文化賞』を受賞いたしました。

 

「山氏は、16歳から俳句をはじめ、

昭和41年に19歳で初の句集を上梓、

以降、11冊の著書と多数の共著をされ、

埼玉文学賞、埼玉県現代俳句協会大賞等々の賞を受賞されました。

現在は、昭和16年発行の俳句雑誌『紫』の主宰として、

全国的に活躍され、埼玉県現代俳句協会会長、

現代俳句協会理事、埼玉県俳句連盟顧問、川口市俳句連盟会長、

川口市文化団体連合会会長等の要職を務めながら、

市内外の催事での講師や数々の俳句賞の選考委員、

NHK−BSテレビの俳句番組出演などを通し、

俳句文化の牽引役として、精力的に活動を続けられており、

芸術文化の振興への寄与が顕著です。」

(川口市文化賞・受賞者紹介文より)

 


2020.03.13 Friday 22:54

第51回埼玉文芸賞決定

第51回 埼玉文芸賞が決定しました

 

埼玉文芸賞(埼玉県・県教育委員会)は、

県内における文芸活動の振興を図るため、

昭和44年に創設された歴史ある賞です。

七部門のうち、俳句部門で

山十生主宰の句集「未知の国

準賞を受賞しました。(正賞無し)

 

*授賞式は新型コロナウイルス拡大防止のため

 延期して実施予定。

*受賞作品は「文芸埼玉」第103号

 (6月刊行)に掲載予定

*選評はこちら*俳句雑誌「俳句界」(文學の森)3月号で

「未知の国」の小特集が掲載されています

 

*句集「未知の国」は絶版品切れとなりました

 


2017.11.24 Friday 12:40

第54回現代俳句全国大会

現代俳句協会創立70周年記念

第54回現代俳句全国大会

 

今年は現代俳句協会創立70周年記念の年にも当たり

11月23日(木)勤労感謝の日の祝日、

東京・帝国ホテル、3階富士の間において

第54回現代俳句全国大会が盛大に開催されました。

「全国俳句大会」の名にふさわしく、

参加者は当初予定の400名を大きく上回り800余名の会員が

全国より集いました。

当日は冬の雨のそぼ降るあいにくのお天気でしたが、

会場は俳句を愛する参加者の熱気に満たされていました。

 

現俳全国大会

挨拶をする宮坂静生会長

 

 

現俳全国大会

子供達の俳句をオリジナル楽曲で歌う「ジンマシンズ」

 

 

現俳全国大会

講評をする寺井谷子副会長

 

 

現俳全国大会

講評をする高野ムツオ副会長

 

 

現俳全国大会

現代俳句協会賞を受賞の恩田侑布子さん

 

 

現俳全国大会

 

協会各賞受賞者のみなさん

 

 

現俳全国大会

全国大会各賞受賞者のみなさん

 

 

現俳全国大会

講演の宇多喜代子特別顧問

 

 

現俳全国大会

シンポジウム「俳句の未来・季語の未来」

左二人目より

司会・神野紗希さん

宇多喜代子さん

パネリスト 夏井いつきさん

      岸本尚毅さん

      渡辺誠一郎さん

      小林貴子さん

 

 


2016.03.15 Tuesday 19:01

第13回埼玉県現代俳句大賞

 平成28年3月13日(日)、桶川市のさいたま文学館で、埼玉県現代俳句協会の定期総会が開かれ、第13回埼玉県現代俳句大賞(埼玉県現代俳句協会)が発表されました。

埼玉現俳総会
今回の応募は51編でした。受賞作品は以下の通りです。
大賞  「海のいろ」  久下晴美(紫)
準賞  「をみなら」  渡辺智恵(紫)
    「いつも枯野を」古橋淑子
優秀賞 「草紅葉」   前田美智子
    「明日から」  宮城留美子(紫)
    「幸せの粉」  柏木晃
    「土の声」   井上燈女
    「枯山水」   藤澤晴美(紫)
    
受賞者のみなさんおめでとうございます。
埼玉俳句賞受賞者
*「紫」の受賞者の作品は順次掲載します
  おたのしみに!
*2016/3/24 受賞作品リンク張りました!
当日一句会入賞作品より(抜粋)
油絵の山のでこぼこあたたかし    田中美佐子
山笑ふ猫にもありぬ診察券      加藤いさむ
春の雷武骨に雨を連れて去る     小林萬二郎
風船は天井にあり子は眠る      羽鳥たま江
動く田螺それを感じる他の田螺    後藤章 
記憶にはないが記録にはある霞    浅野都(紫)
自分がじぶんであるため陽炎へる   森壽賀子(紫)
落椿父は牛ほど寡黙なる       関田誓炎
蝶の羽触れて連山黙を解く      宮城留美子(紫)

2015.11.09 Monday 11:19

第46回埼玉文学賞 俳句部門受賞作品

2015年10月30日(金)、「彩の国・埼玉りそな銀行第46回埼玉文学賞」が発表され、「紫」無門集同人・浅野都さんが準賞を受賞されました。今回俳句部門では53編の応募があり、そのうち2作品が正賞なしの準賞となりました。授賞式は11月5日、さいたま市の「ラフレさいたま」で行われました。

受賞作品

夕焼け     浅野都

ホネオリゾンとなるかもしれない汗
大西日むかうに誰かゐるやうな
道行きと決めし人をり大西日
相愛である夕焼けと水平線
対岸は遠く及ばず戻る蛇
人が手を介せば蝉のまた飛べり
遠雷や頼みの綱が見つからぬ
定まらぬ域であるらし水を打つ
退く時のことも考ふ大花火
某日の大夕焼けが決め処
秋立つや適ふかぎりの石畳
夜の秋語り合ひゐる疼かな
石垣を今に残せし青蜥蜴
城あらば天守閣まで涼新た
秋暑し糸の通らぬ針の穴
本質を見抜けぬままの赤とんぼ
敷石の色なき風と香木と
濁り酒すなほな頃にはない揺らぎ
銀漢の溢るる零れ話かな
未来世の銀河界隈繁忙期

夕日




椏苑(あえん)にて    時田幻椏(げんあ)

椏苑在り誰が焚くかや春の香(こう)
梅ふふむ乳房真白く嬰児(こ)は赤く
蹉跌はあの青鮫の嗟嘆や臥竜梅
熊谷椿寄居て熾烈なる命
牡丹の重き蕾の腕にふれ
水撒けば水の香に寄る黒揚羽
初夏の槻の木下の椅子五脚
はじめ皆くさ色みどり花も実も
軽(かろ)き蚊に空気は重く打てば飛ぶ
かわほりの天まで昇る気配なし
億年の表敬蜥蜴我(あ)を身上ぐ
唖蝉の暗に降り初む尿(しと)と雨
雨に濡れ虫濡れて鳴く音(ね)の濡れてをり
台風一過一濁も無し月も夜も
一つ地にゐて荒草の花けふの貌
自分時(じぶんどき)渋の熟柿に鳥の寄る
生き暮れて捨て置く庭に福寿草
薄き雪陽を待たずして風に消ゆ
白タイル寒に乾きし鳥の糞
裸木を眺めて剪定思案せり


2015.03.09 Monday 16:56

第12回埼玉県現代俳句大賞

昨日桶川市のさいたま文学館で、埼玉県現代俳句協会の総会が開かれ、第12回埼玉県現代俳句大賞(埼玉県現代俳句協会)が発表されました。
今回の応募は31編でした。
受賞作品は以下の通りです。

大賞  「桐一葉」   盒極夫
    「闇」     神田春子
    「凍蝶の夢」  濱田晴美

受賞者のみなさんおめでとうございます。
*「紫」の受賞者の作品は、作品名をクリックするとご覧いただけます


当日句会結果

1位 老体の丸ごと傾ぐおぼろかな      前田美智子
2  膝に抱く猫に貫録水温む        久下 晴美
3  卒業やポケットに穴あいている     小川 紫翠
4  啓蟄や車内化粧はまだ半ば       阿部  功
5  雁帰る我が青春のあたりまで      田邊 則子
6  目の黒いうちは飯食ふ桃の花      桑原 三郎
7  どの顔もわたし見てゐる雛人形     長瀬 光江
8  マスクして鼻の先より眠くなる     越川ミトミ
9  啓蟄や少年が来て喇叭吹く       篠田 悦子
10  啓蟄やメルトダウンは地の底へ     黒沢 遊公
11  白魚の雫となりて消えにけり      福田太ろを
12  春野菜隣の席が騒がしい        田中 朋子
13  藪椿みんなそっぽを向いてをり     安田久太朗
14  雨くぐり春の雀として飛べり      浜田はるみ
15  茎立や問診票に「はい いいえ」    星野 和葉
16  芝焼きの火の高からず低からず     茂木 和子


花屋




2014.01.17 Friday 10:52

第35回星雲賞発表

 今年で35回目を数える星雲賞は、同人・会員の区別なく、純粋に応募された作品15句の競詠による「紫」の俳句賞です。今回は55編の応募がありました。作品は事前にすべて清記し直されるため、選考に臨む主宰・副主宰も選考会議が終わるまで作者が明かされることはなく、公平厳正な審査がおこなわれます。今回は一位の2作品が同点を獲得しましたので、正賞2名の受賞となりました。正賞受賞の渡辺さんは今回で3度目の受賞です。(星雲賞は「同一人の受賞はトータルで3回まで」のとの取り決めがあるため、渡辺さんは次回以降のご応募はご遠慮いただくことになりました)


結果は以下の通りです。


星雲賞  禱(いのり)ー雪に寄す   渡辺智恵
     踵そろえて         久下晴美

優秀賞  夏の行方          島村治子
     ふたり           豊永裕美
     深い呼吸          藤澤晴美


*星雲賞受賞作は順次掲載します。

星雲賞
主宰・副主宰と受賞者の皆さん










2013.11.25 Monday 10:03

「原発忌」 山崎十生主宰・句集刊行のお知らせ

 このたび山崎十生主宰の13冊目の句集「原発忌」が上梓されました。
平成23年3月11日に東日本大震災が起き、総合誌で緊急特集が組まれました。その際送稿した「春の地震(なゐ)などと気取るな原発忌」を始めとする作品や、その後「紫」や各紙誌等に発表した作品に加筆訂正し、第1章・瓦礫仏、第2章・赤べこと題し、100句にまとめたものです。

饒舌でないが故に逆に多くを語る、俳句ならではの力を存分に感じる作品集です。
俳句に親しまれている方はもちろんですが、俳句にあまり接したことのない方々にもぜひ読んでいただきたい句集です。

春の地震などと気取るな原発忌
虫穴を出づまだ何も変はってはゐない
せっけんを洗うことから原発忌
臨界を意識しているシャボン玉
霜柱滅する力蓄へる
赤べこや熱中症の瓦礫たち
滴りがつぎつぎ赤いべことなる
赤べこの由来は地震風入るる
万緑や赤べこ首を振りどほし
兄嫁と赤べこだけの夏座敷   (俳句スパイス抄出)

原発忌
山崎十生「原発忌」 破殻出版(1000円)

大変申し訳ありませんが現在、在庫切れとなりました。
 重版の予定はありません。













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