2014.03.14 Friday 20:05

主宰日録

 高野ムツオさんの句集「萬の翅」が読売文学賞を受賞されました。2月24日の月曜日に帝国ホテルで贈賞式があり出席してきました。各分野での受賞者が紹介され、受賞の弁もそれぞれの個性でユーモアを交えて素晴らしいものでした。
 高野さんの「俳句は出来の悪い子供のようで、一生付き合っていきたい」と言っていたのが印象的でした。
 また小説部門の村田喜代子さんの弁には特に心打たれました。作中の人物になりきって作文を書く苦心話は、考えさせられました。十代の登場人物だけに、上手く書いてはいけないので、鹿児島弁を勉強しながら、十代らしく、たどたどしく書かねばならないのですから、相当な努力が必要で、一人で作家と登場人物の二役をこなすことにエネルギーを費やしたということです。受賞作の「ゆうじょこう」を読んでみたくなりました。
 その他の受賞も地道な努力の末の受賞であることが身にしみました。
 贈賞式後、その会場で祝賀パーティーとなりました。全国から多くの俳人仲間が来ており、久しぶりにお会いする方もあり、懇親を深めることが出来ました。
 パーティー終了後、今度は角川学芸出版の主催の小宴が帝国ホテル17階で行われました。贈賞式には参加できなかった俳人も多く駆けつけました。小宴でのスピーチも楽しく拝聴することが出来ました。
 選考委員でもある高橋睦郎さん、今回の現代俳句大賞の宇多喜代子さんをはじめ、和田悟朗さん、照井碧さん、酒井佐忠さん、小澤實さん、NHKの石井かおるアナウンサー、西村和子さん、片山由美子さん、渡辺誠一郎さん、隣席の正木ゆう子さんや他の方々のスピーチも、高野ムツオさんを知る上で参考になりました。
 謝辞の高野さんも、これからの俳句に命を賭けてゆく姿勢がうかがえ、同年生まれの私としても意を強くした次第です。
 帰りは近所の横澤放川さんと自宅の前まで一緒でした。時刻はもう日付が変わる寸前でした。

木の芽




Comment:
Add a comment:









Trackback:
トラックバック機能は終了しました。
 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
MOBILE
LINK
RECOMMEND
SEARCH
OTHER

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.