2014.06.24 Tuesday 10:37

主宰日録

 第48回蛇笏賞・迢空賞の贈呈式・祝賀会に行ってきました。
今回は、同世代の高野ムツオ氏が読売文学賞に続いての受賞となりました。戦後生まれの受賞者は初めてです。

選考委員4名の中で、長谷川櫂氏・片山由美子氏がおりますが両氏とも戦後生まれで、ムツオ氏よりは5才以上若い方です。そのお二人とも、まだ蛇笏賞を受けておりません。選考委員が候補となりますと、自ずと辞退と言うことになりますので、歴代の受賞者の中でも、後年になって受賞されるという現象が出てくるわけです。

選考委員を代表して長谷川櫂氏が選考経過について述べられましたが、実に小気味のよい辞で、受賞者のムツオ氏も社交辞令ではないことを感取したと思います。もう一人の受賞者は深見けん二氏で92才の方です。

受賞者の言葉でムツオ氏が、「片山由美子氏が、今回の受賞は『上澄みと泥である』と何かに書いていた」と言うことを述べられました。そのうえで「上澄みは深見さんで、私は泥です」と言われ、「メコン川の泥のように、自然や生活に欠かせない、美しい泥でありたい」と述べられ、また、「私はメコン川の泥の中に棲む『ムツオ虫』である」とも言われ大いに感じ入った次第です。(2014.6.17記)


緑





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