2015.10.27 Tuesday 18:39

作句のための 抜書き「旧仮名遣ひ」2

作句のための 抜書き「旧仮名遣ひ」(2) 若林波留美

〈動詞の活用 
 「旧仮名遣ひ」による動詞の活用を覚えると言っても、そのすべてを覚える必要はありません。活用の原則を覚え、特に注意すべきところ、間違い易いところを理解すれば充分です。
 「旧仮名遣ひ」の活用では、五十音表のひとつの行(ハ行ならハ行・ワ行ならワ行)のみで活用し、他の行にまたがることはありません。(現代仮名遣いでは、ア行とワ行にまたがる例あり)
 注意すべきところの説明に入る前に、活用例の一覧を示します。(上一段・下一段活用等は、語例が少ないため省略します)

動詞活用表

次に、時代による音の変化により、ひとつの音に吸収され、現在では区別が付き難くなっている部分を、下に示します。

ア行 → あ    お

ハ行 → は    ほ

ヤ行 → や  ゆ  よ

ワ行 → わ  う  を

上で色文字・アンダーラインの部分。
なお、「お・ほ・を」は活用とは別の問題としてあとに譲ります。
「じ・ぢ」「ず・づ」も別稿とします。

この表の「」「」「」が、動詞の活用として使い分けなければならない、大切なところです。この部分を用いる活用としては、ア行活用・ハ行活用・ヤ行活用・ワ行活用があります。各行の説明は次回に譲り、先に「まとめ」のようなものをお示しします。

◎現在では「い」と発音するもの
 おおかたは「ひ」と書く。(ハ行活用)
   例外・・・「い」と書く。(ヤ行活用)
         「ゐ」と書く。(ワ行活用)

◎現在では「う」と発音するもの
 おおかたは「ふ」と書く。(ハ行活用)
  例外・・・ 「う」と書く。(ア行活用・ワ行活用)

◎現在では「え」と発音するもの
 おおかたは「へ」と書く。(ハ行活用)
  例外・・・ 「え」と書く。(ア行活用・ヤ行活用)
      「ゑ」と書く。(ワ行活用)

(「紫」2008年10月号より転載) 

紅葉

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