2016.11.18 Friday 21:12

波留美の出番です

白銀分割              若林波留美

 

 数学と美学の接点のひとつに、黄金分割があります。

横と縦の比が(√5−1):2(ほぼ1:1.618)のとき、

均衡がとれ美しいとされるもので、西欧人の理想の顔立ち

とも言われています。それに対しやや横広の東洋人の顔は

1:√2(ほぼ1:1.414)が親しまれているそうです。

 

 ところでこの1:√2の比は、標準的な障子の桟の

形の比であり、キティが日本で好まれるのも、

その顔がほぼこの比であるからか、とも言われています。

 

 また、俳句や短歌の音律である五音・七音は、

ほぼ1:√2の比になります。

(両者には2/10を掛ければ1:1.4)

1:√2の比は、用紙のA版B版の縦横の比であり、長辺で

半載すれば元の形の相似形になることは、ピタゴラスの定理

から明らかです。

 

 この比率を何と称ぶのか知りませんが、私は黄金分割に

対し白銀分割と称びたいと思っています。

 

 障子の桟とキティの顔、東洋人の顔、用紙の縦横、

そして五音と七音の関係にもこの比率が繋がっていることを、

私は興味深く思っております。

 

「紫」2016年2月号より転載

(こちらの文章は当初「俳句スパイス」用に執筆されましたが、

 事情により「紫」本誌に掲載されたものです)

 

屋根

 

 

 


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