2018.01.05 Friday 09:38

第39回星雲賞

 今年で39回目を数える星雲賞は、同人・会員の区別なく、

純粋に応募された作品15句の競詠による「紫」の俳句賞です。

今回は41編の応募がありました。

作品は事前にすべて清記し直されるため、

選考に臨む主宰・副主宰も選考会議が終わるまで

作者が明かされることはなく、公平厳正な審査がおこなわれます。

 

結果は以下の通りです。

 

星雲賞  「水声」      伊藤伯子

 

優秀賞  「月光浴」     藤澤晴美

     「後ろ盾」     浅野都

     「ソプラノ」    岡嶋澄子

     「記憶」      後藤宣代

 

第39回星雲賞受賞作品

「水声」     伊藤伯子

 

若葉風とほる一部屋だけの家

蔓薔薇の隙間にひとり暮らしをり

ひとり分まだ濡れてゐるプールサイド

寝不足の朝に増えたる熱帯魚

新しき箸に手強きところてん

河童忌の廃材はみな湿つてる

水平にこだはつてゐる夏帽子

廃材の太き尖りや夜の秋

湯をそそぐだけの夕食夏の果て

新涼の上半身は反つてをり

物差しのかたへに残る暑さかな

かなかなや私が降りて空のバス

水声につながつてゐる草の花

芒原しばらく息を止めてみる

買ふ水の種類とりどり流れ星

 

 

 

 


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