2019.08.02 Friday 20:33

第29回彩の国ベガ俳句大会

去る7月27日、

埼玉県川口市の川口総合文化センター・リリアにおいて、

埼玉県芸術文化祭2019協賛事業、

第29回彩の国ベガ俳句大会が開催されました。

来賓に埼玉新聞ふるさと報道部長・米山志朗様、

月刊俳句界編集長・河内静魚様を迎え、

参加者は80名を越える盛会となりました。

 

当日の講演は、「麦」会長で、現代俳句協会副会長の対馬康子先生。

対馬先生は他に国際俳句交流協会理事、「天為」最高顧問、

東京都俳句連盟副会長とさまざまな要職をお務めで、

当日も、前日に現代俳句協会の関係で

ジャカルタの視察より帰国されたばかりと、

大変お忙しい中をおいで頂きました。

 

演題は「俳句の抒情性〜中島斌夫(たけお)の世界」。

斌夫は明治41年生まれ。昭和63年に亡くなっています。

昭和21年「麦」を創刊、対馬先生の師でもあります。

代表句を交え実際に句を紹介いただき、

「硬質な抒情性」と言われる

斌夫の句を読み解いていただきました。

先生の師への思いの溢れた、あたたかくもシャープなご講演でした。

 

ご講演の対馬康子先生

 

 

*兼題入賞作品

 

埼玉県知事賞

八月六日こんなに人がいて独り     鋤守裕子

 

埼玉県教育委員会教育長賞

蟬穴の一つ残らずみな出口       渡辺智恵

 

埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞

父の日をのり出して鳴く鳩時計     岡田淑子

 

埼玉県芸術文化祭実行委員会奨励賞

春うらら石を抜けたい仏たち      的場睦子

プールより水脱ぎ捨てて上がりけり   深沢ふさ江

田水張る明るき夜となりにけり     関田独鈷

 

埼玉県文化団体連合会会長賞

蝸牛ぶれない群れない迷わない     猪熊みね子

 

川口総合文化センター・リリア館長賞

荒凡夫逝きて蛙の鎮まりぬ       斎藤正道

 

埼玉県現代俳句協会会長賞

大川に足踏んばって水馬        前原元一郎

 

埼玉県俳句連盟会長賞

ぼうたんの罪あるごとく崩れけり    中島みつ

 

 

 

*当日席題入賞作品より

(席題「谷」)

 

谷走る刃物のやうな青とかげ      折原野歩留

気圧の谷を操るあめんぼう       山加津子

谷若葉人魚のやうに痛む脚       藤沢晴美

台風の谷間にゐるという静寂      戸矢一斗

八月十五日山折り谷折り千羽鶴     鳥海美智子

河童忌や谷中銀座のかき氷       岡田淑子

 

来年はいよいよ第30回を迎えます。

2020年7月25日(土)、またリリアでお会いしましょう。

 

 

 

 

           


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