2019.09.27 Friday 16:32

紫季語さんぽ

紫季語さんぽ 9月

 

流れ星

先達の声でありしか流れ星     都

流れ星水の地球にも砂漠      智恵

流星や何かが終わる身の辺り    野歩留

 

星月夜

針の穴ひとつでありし星月夜    友光

電話切る瞬間が好き星月夜     珠江

 

銀河

夜の波銀河へのぼるにほひかな   みずほ

銀河の尾握り損なひまだ地上    亜紀彦

 

鰓呼吸していた頃の望の月     十生

池にいる月を見つめる月がある   美智子

エンディングノートを覗く後の月  都詩

 

月光

空き箱に月光溢れさせてをり    明未

勿体ないほどの月光湖の底     晴美

すっぴんで月の光を漕ぎに行く   葦

 

秋に入る

ようこそ秋準備体操できてます   治子

散文的な人生なんだもはや秋    友光

大縄飛び抜けた人から秋に入る   一美

 

秋深し

ため息をつくたび秋の深みゆく   宣代

戒名は他人の如し秋深し      明子

 

根性のそなはつてゐる露の玉    壽賀子

本当は蛻なのかも知れぬ露     壽子

非のなきが非の打ちどころ露の玉  千鶴

 

草の花

抱くごとく抱かれる如く草の花   十生

草の花見えざる風を見せてをり   伯子

とりあえず泣いて笑って草の花   徳美

 

曼珠沙華

月光を借りて密かに曼珠沙華    淳孝

曼珠沙華仮面付けてもはずしても  富江

衒ひなどなき一本の曼珠沙華    明日香

 

ひたすらに風を持ち上ぐ芒原    順

そのことに触れずに揺るる芒かな  久子

芒原靜に時の壊れゆく       かほる

 

猫じゃらし

揺れ止まぬこともまた意志ねこじゃらし 久子

相槌は確たる意見狗尾草      せつ

悩みなどなくて揺れてる猫じゃらし のぞみ

 

草の絮

無いやうに見えてある意思草の絮  宣代

忘却の地に落花する草の絮     文子

 

植物

金水引揺るがざりけり子規の庭   波留美

枝豆の一粒ずつの近江かな     洋子

花野から順番どおり来る便り    惠

 

秋うらら

秋うらら不随意筋を制御する    純也

秋うらら砂を入れたる手水鉢    礼以子

秋うらら妻がころころして困る   野歩留

 

宵闇

宵闇の何とも言へぬもどかしさ   政子

宵闇のジャッジはいつも自分なり  育子

宵闇のキャッシュコーナー三番目  敏子

 

水澄む

澄む水に髪膚投影杭でゐる     徳美

水澄むやかげはそれぞれかげをおふ みずほ

しばらくは無言のエール水澄めり  とし子

 

天高し

いづれ身も雫するもの天高し    紀子

大丈夫といふは言霊天高し     ときみ

秋天へこよなく過去を捨てにけり  澄子

 

鰯雲

まなうらの軌跡をたどる鰯雲    明日香

鰯雲あはせ鏡の奥の億       加津子

鰯雲海の中では家族葬       姜子

 

長き夜

居るだけでいい人と居る長き夜   美智子

繋がらぬ電話見つめし長き夜    たまき

 

蛇穴に入る

蛇穴に入りたくないけど入る    和美

三界に家なし蛇は穴に入る     千恵子

 

 

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「紫の会」

住所       〒332ー0015 川口市川口5ー11ー33

TEL/FAX   048-251-7923

E-mail

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「俳句スパイス」

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