2012.12.29 Saturday 21:32

句会のご案内

 2013年1月の句会予定

1月5日(土)    土曜句会*
         午前9時 東松山市・中央活動センター
      
         窓の会
         午後1時 さいたま市立田島公民館(自主句会)

1月6日(日)    紫川口句会* (紫本部例会)
         午後1時 川口市立西公民館

1月7日(月)   すみれ会*
          午後1時 さいたま市立仲本公民館

1月8日(火)   貴船菊の会* 
          午前9時30 秩父ブランド館
        
         さつき会*
         午後1時 秩父市立歴史文化伝承館
         
         万年青の会
         午後1時30分 川口市立前川南公民館

1月10日(木)   ひだまり句会*
           午前10時 西川口コミュニティサロンひだまり

1月12日(土)   さくら草句会*
          午後1時 さいたま市立仲本公民館


1月14日(月)   紫さいたま句会* (紫本部例会・初句会)
          午前11時30分受付 浦和コミュニティセンター
         (浦和PARCO10階)
         軽食をご用意しますので、出席者は事前にご連絡ください

1月16日(水)     句楽会*
           午後1時 川口市立西公民館

                             牧の会 
           午後1時 さいたま市立尾間木公民館

           紫苑の会 
           午後1時30分 越谷市立大袋北交流館

1月17日(木)      をまぎ句会*
           午後1時 さいたま市立尾間木公民館

1月19日(土)      ミューズ*
           午後1時 川口市立栄町公民館

           めぶき句会
           午後1時 さいたま市立桜木公民館

1月20日(日)    虹の会
           午後1時 越谷市立北越谷公民館

1月23日(水)    月光の会*
           午前9時 川口リリア11階


1月24日(木)    句遊会
           午後1時30分 さいたま市立善前公民館

1月26日(土)    東京むらさきの会
          午後1時 御徒町2丁目会館   

1月27日(日)      むらさき西句会*
           午前9時 川口市立西公民館

その他
紫通信句会*     1月10日(木)締切     作品5句(郵送)



*のついている句会の指導者は山崎十生主宰です
 「東京むらさき」以外の句会場はすべて埼玉県内です

赤字は通常とは変更になっています ご注意ください

お問合せ 紫の会


イルミネーション1

2012.12.22 Saturday 21:39

お知らせ


いつも「俳句スパイス」をご覧いただきありがとうございます。
2ヶ月にわたる試行期間を経て、このたび1月より正式始動することとなりました。
これからもよろしくお願いします。

気球

2012.12.21 Friday 09:28

去年の紫 7

言霊は諸刃の剣寒昴        澤井益市郎

 言霊には、さまざまな働きがある。日常の次元から非日常の世界へと昇華すれば、その働きの質量は一段と高まる。言葉そのものが、諸刃の剣であることは、歳を重ねていくうちに種々の体験から実感しているであろう。況してや、俳句の言葉であるならば尚更である。象徴性が求められる俳句では、その剣の鋭利さが問われる。



冬帽子目深に冬帽子売る      長島千恵子

 同じ言葉の重ねが気になる場合と、そうではない場合の違いには雲泥の差がある。掲句の場合は、成功している少ない部類に入る。一句全体の歯切れの良さも、さることながら、帽子を売っている人間の描写まできっちりと表現されている。ドキュメンタリーの映像のようだ。



あだし野の凩が来て戸を敲く    赤塚はる江 

 「あだし野」の代わりに「武蔵野」を置いたとしても、それほどのインパクトはない。このように、言葉の斡旋は時事云々という問題ではなく、言葉の相互作用に拠るのであるから、事実を超えた詩的真実の言葉でありたい。


山十生
(紫2012年3月号/行雲流水より)


さざんか

2012.12.19 Wednesday 12:25

去年の紫 6

マグカップなら赤がいい雪女 根上かえる(紫 2012年3月号より)

人を惑わせ凍らせてしまうといわれる雪女。その雪女が、マグカップを持っているというのがユニークだ。きっとこの雪女は、今あたたかい部屋の中にいるはずだ。
しかも、カップの色は赤がいいという。自分の白い肌に一番映える色だからではないだろうか。
カップに満たされているのは、コーヒーか、ココアか、それともコーンスープか。
いずれにせよ、飲んだ瞬間女の体がしゅわしゅわと溶けていってしまいそうな、はかない予感もする。

豊永裕美(紫)


雪だるま






2012.12.17 Monday 14:18

「紫」12月号・2

 同人・会員作品より 山十生・選



やはり採掘の真ん中阿弥陀仏      福井ちゑ子

鳳仙花縁なし眼鏡のような恋      山加津子

あきかぜや人妻として娘来る      岩切雅人

日本の揺るるたび露まろびゆく     福島ときみ

話しつつ見知らぬ女となりぬ      平田らた

相性とは摩訶不思議なり蓮の実飛ぶ   木村成美

カクテルの氷がずれる鉦叩       久下晴美

詳細はあくまで不明月皓皓       後藤宣代

花火師の動きの見える所まで      嶋野靖子

一晩で急展開や秋の風         青木貴子

落鮎の腹くくりをり桶のふち      松田俊紀




        (2012年12月号 NO.823 より)







2012.12.14 Friday 18:15

紫さいたま句会


「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第二土曜日、浦和コミュニティセンター 
(JR浦和駅東口徒歩二分・浦和パルコ10階)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。

*次回は初句会です 1月14日(月) 午前11時30分受付
  出句作品は2句になります
  出席の方は12月25日までにご連絡ください

山�十生主宰選

天 雪催ひみんな聞き耳立ててゐる     紀子
地 鍋釜に召集令状開戦忌         登代子
人 着ぶくれた人が達磨になっていく    治子


鈴木紀子副主宰選

天 はち巻きを締め直したり冬木立     澄子
地 紙を漉く何があっても迷わない     恵子


若林波留美副主宰選

天 気むづかしい糊がはみ出す漱石忌         紀子
地 原野にあらずまして朽野(くだらの)にはあらず  智恵


          (さいたま句会 2012.12.10)

冬木


  
           


2012.12.12 Wednesday 14:05

「紫」12月号・1

 龍門集より

人恋ひの百夜貫く露ならむ
流れ星墜つる海にも嶺のあり
色のなき風を力に抱き地蔵      山� 十生


会ふ約束してくれるまで蓼でゐる
沈まないうちは舟です蝉の殻     鈴木 紀子


朽ち初めし献花あひ呼ぶつくつくし
おほぞらの折り目いづこと蓼なびく  若林波留美


おほいなる異界となるや月光下    渡辺まさる


一点の雲なき空を神と云う      関口 晃代


石にことばを教えているコスモス   六車 淳子


月皎々瓦礫の山の高さかな      森壽 賀子

(「紫」2012年12月号 NO.823 より)



海・逆光









2012.12.10 Monday 14:29

紫通信句会のご案内


紫では通常の句会以外にも郵送による「通信句会」を行っています。
通信句会の方法は、

①毎月10日締切、作品を5句郵送

②数日後、寄せられた全作品の一覧が作者名を伏せた状態で返送されます

③参加者は同封のハガキに自分がよいと思う8句を選び、記入して送り返します

④後日、参加者全員の選と山閏膾冒(短評付き)の入った一覧表が届きます
 
通常句会同様、主宰の「天」賞と、他にも参加者全員の選による高点句にも賞が贈られます。
遠方だったりお時間がなかったりしてなかなか句会に参加できない方、
またじっくりと選をしてみたい方にもおすすめです。



9月の通信句会より

詳細はあくまで不明月皓皓       宣代
ただそこに居るだけで良い星月夜    ふじ子
渡り鳥国のあらそひなど知らず     ふさ江
霧深しやっぱりわたしじゃだめですか  則子
虫の声人の気配を感じをり       秀夫




*紫の会員以外の方も参加できます。
詳しくは「紫の会」まで。
参加費は一回 1,000円です。






猫の置物




2012.12.07 Friday 18:38

紫川口句会

 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。
(次回予定は1月6日です。)


山�十生主宰選

天 裸木が見守るマーブルチョコレート 壽子
地 水は水を選んで沸騰する      淳子
人 塗りつぶすことは誤り白い息    都



鈴木紀子副主宰選

天 神の留守犬に見られてしまひけり    加津子
地 可笑しいのは人間だろうラ・フランス  純子



若林波留美副主宰選

天 一通の封書裏返せば濃霧    紀子
地 本命は国つ御神と言ふ熟柿   徳美

              (川口句会 2012.12.2)

ステンドグラス     

       

2012.12.05 Wednesday 12:22

現代俳句協会・年度賞応募作品(2)


 去年の紫 (抄)      鳥海美智子

木の実落つそれが仕事であるやうに
しばらくは放心したる刈田かな
武蔵野はここにあったと冬木立
青空に育てられたる鮪かな
品格とはこのかたちかな欅枯る
懐炉抱くほどの言葉を隠しもつ
喉元に突き付けられし寒の月
日本書紀ひもとくごとき野焼かな
煩悩を過ぎてしまへば春の水
どの花も白装束で咲きにけり
歯を磨き顔が洗えるさくら時
白地図に戻したのちの立夏かな
あり余る時間を背負ふかたつむり
雨蛙雨の子として生まれけり
戦前に生まれ戦後もさるすべり
紙魚あとを父の形見と思ひけり
炎天下生きてる人に影がない
マグダラのマリアの膝に大西日
生身魂ストンとかぶるサンドレス
片蔭を求め地蔵の歩き出す
被災地はこの地の続き赤のまま
秋の蚊のなぜか他人に思へない


羅漢




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