2013.01.30 Wednesday 10:26

句会のご案内

 2013年2月の句会予定

2月1日(金)   貴船菊の会* 
          午前9時 秩父市立歴史文化伝承館
        
         さつき会*
         午後1時 シャン ド フルール(影森)
 
2月2日(土)    土曜句会*
         午前9時 東松山市・中央活動センター
      
         窓の会
         午後1時 さいたま市立田島公民館(自主句会)

2月3日(日)    紫川口句会* (紫本部例会)
         午後1時 川口市立西公民館

2月4日(月)   すみれ会*
          午後1時 さいたま市立仲本公民館

2月5日(火)    万年青の会
         午後1時30分 川口市立前川南公民館

2月9日(土)    紫さいたま句会* (紫本部例会)
          午後1時 浦和コミュニティセンター
         (浦和PARCO10階)
  

2月11日(月)   さくら草句会*
          午後1時 さいたま市立仲本公民館

2月12日(火)   ひだまり句会*
           午前10時 西川口コミュニティサロンひだまり

2月16日(土)      ミューズ*
           午後1時 川口市立栄町公民館

           めぶき句会
           午後1時 さいたま市立桜木公民館

2月17日(日)    虹の会
           午後1時 越谷市立北越谷公民館

2月19日(火)     句楽会*
           午後1時 川口市立西公民館

2月20日(水)     紫苑の会 
           午後1時30分 越谷市立大袋北交流館

                  牧の会 
           午後1時 さいたま市立尾間木公民館

2月21日(木)      をまぎ句会*
           午後1時 さいたま市プラザイースト

2月23日(土)    東京むらさきの会
          午後1時 御徒町2丁目会館   

2月24日(日)      むらさき西句会*
           午前9時 川口市立西公民館

2月27日(水)    月光の会*
           午前9時 川口リリア11階
          
2月28日(木)    句遊会
           午後1時30分 さいたま市立善前公民館

その他       紫通信句会*     
          2月12日(火)締切     作品5句(郵送)



*のついている句会の指導者は山崎十生主宰です
 「東京むらさき」以外の句会場はすべて埼玉県内です


お問合せ 紫の会

フロントガラスの氷






2013.01.28 Monday 13:42

紫全国俳句大会 作品募集のお知らせ

平成二十五年度・紫全国俳句大会では作品を募集しています。

作品   2句1組(お一人様3組まで応募可)
     *未発表作品に限る

締切   2013年2月9日(土)必着

応募   所定の用紙または原稿用紙に、
     作品・住所・氏名・電話番号を明記 

投句料  1組につき2千円(現金書留または郵便小為替)
     *必ず作品と同封のこと

宛先   〒332-0015
     埼玉県川口市川口5-11-33
     紫の会「紫全国俳句大会」係

発表   2013年4月13日(土)
     紫全国俳句大会席上

顕彰   賞状・記念品
     入賞1〜20位程度
     ゲスト・主宰・副主宰特選賞  
     (ゲストは「都市」主宰の中西夕紀先生)

*どなたでも応募できます。ふるってご応募ください。
 お問合せ 紫の会



 平成24年度入選作より

告白はざっくり割った春キャベツ  小笠原慶子
桜咲く天に渚のある限り      鈴木紀子
一本の紐持てあます春の闇     深沢ふさ江

鈴






2013.01.25 Friday 09:41

星雲賞受賞作品 2

 これほどのこと    福島ときみ

智恵のつく遊びいろいろ鳳仙花
初恋の影の邪魔する春の宵
禁欲にあらず月が蒼すぎる
蛇衣を脱げど出口のみつからぬ
正直につく嘘もあり花石榴
草笛を吹けばあなたは傍にいる
百日紅海へと続く半旗あり
猫の眼に映るカンナは燃えている
八月のおぼろに浮かぶ挙手の礼
折り鶴に息が足りない夏の月
麦の波はばたくための腕なり
永遠という赤いトマトの爆発だ
蜘蛛の巣に絡んだままの正義感
これほどのこと風葬の芥子の花
青田風肩の力を抜いてみる



麦秋




2013.01.23 Wednesday 09:32

星雲賞受賞作品 1

 二〇一二(にれいいちに)の夏  稲葉明日香

足音を聴き分けている金魚かな
蝉しぐれだんだん山が軽くなる
じゃが芋のくぼみにひそむ未来かな
逃水を追いつづけたる修行僧
真夏日の大黒柱顖門(ひよめき)ぬ
ポリシーを内に秘めたる心天
はたた神をんなの乳房たたせたり
無我となり金魚になったピタゴラス
臨海の母を探して走る蟹
炎天や生きてる証水を飲む
凌霄花前頭葉が揺れている
うすものを纏ふ如来の齢かな
退屈な桃から生まれた人間忌
星流るえんぴつ一本立てておく
夜の秋円周率は変わらない


*作品ごとに仮名遣いの新旧使い分け

金魚






2013.01.21 Monday 10:33

第34回星雲賞発表

 今年で34回目を数える星雲賞は、同人・会員の区別なく、純粋に応募された作品15句の競詠による「紫」の俳句賞です。今回は54編の応募がありました。作品は事前にすべて清記し直されるため、選考に臨む主宰・副主宰も選考会議が終わるまで作者が明かされることはなく、公平厳正な審査がおこなわれます。今回は一位の2作品が同点を獲得しましたので、正賞2名の受賞となりました。正賞受賞の稲葉さんは今回で3度目の受賞です。(星雲賞は「同一人の受賞はトータルで3回まで」のとの取り決めがあるため、稲葉さんは次回以降のご応募はご遠慮いただくことになりました)


結果は以下の通りです。


星雲賞  二〇一二(にいれいいちに)の夏   稲葉明日香
     これほどのこと           福島ときみ

優秀賞  滴り       斉藤 久子
     ゑのぐ箱     長谷川昭子(てるこ)
     次の世      田中 朋見(ともみ)


*星雲賞受賞作は順次掲載します。

星雲賞受賞者
主宰・副主宰と受賞者の皆さん(後列)









2013.01.18 Friday 09:56

紫さいたま句会

「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第二土曜日、浦和コミュニティセンター 
(JR浦和駅東口徒歩二分・浦和パルコ10階)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。

*次回は2月9日の予定です


恒例の初句会は雪の降りしきるなか、浦和のコミュニティーセンターで行われました。
当日は朝からの雪にもかかわらず、遠路からの参加者も含め50数名の参加を得ました。
激しい降雪のため、午後には一時多くの列車が運行を取りやめるなど帰路が心配されましたが、参加者の皆様におかれましては無事にお帰り出来ましたでしょうか?
今年一年間の皆様の御健康と御健吟をお祈り申し上げます。


山崎十生主宰選

天 大時計の振り子天皇誕生日       邦子
地 持っている力(りき)出し尽くす鏡餅  都
人 全方位見渡してゐる鏡餅        加津子


鈴木紀子副主宰選

天 辻褄を合わせるために凍る滝      治子
地 初夢に杭を打たれてしまひけり     澄子
人 かな文字のありがとうから寒明ける   世紀子


若林波留美副主宰選

天 一月の空は大きな母である   明日香
地 水に降る雪の残響良寛忌    富江
人 能面に負けないように炭跳ねる 成美


          (さいたま句会 2013.1.14)



初句会2013






2013.01.15 Tuesday 21:16

「紫」2013年1月号・2

 同人・会員作品抄            山崎十生・選


鍵穴どれも未知の入口いわし雲      鈴木紀子

脈々と鍛へぬかれし秋の水        森壽賀子

からまりし糸電話引く兜虫        細井美人

枯れっぷり自信たっぷり蓮の葉      浅野 都

コスモスは影を嫌って揺れている     さとうせつ

コスモスに固い話は通じない       鳥海美智子

鵙高音そんなにがんばらなくっても    福島みちえ

救急車騒ぎの後の十三夜         小野音子

虫すだく飯盛山の二百段         柏木 進

沈黙の糸芯ゆらぐ秋の宵         斉藤久子

落つるとも落ちずとも見ゆ露の玉     仁村俊子

散歩道追ひつ追はれつ赤蜻蛉       秋山幸子

天高く召されるる時の満つるなり     岡本昭子

勝と負やはり勝欲し天高し        佐藤輝之

(「紫」2013年1月号・NO.824号より)


コスモス






2013.01.11 Friday 22:04

紫川口句会

 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。
(次回予定は2月3日です。)


山崎十生主宰選

天 残像でしかと見てゐる初日かな      洋子
地 いざこざがあった筈だが白い息      純子
人 陸(くが)(あ)れしうねり覚えてゐる初日  波留美



鈴木紀子副主宰選

天 玉乗りの七十億や初明り        智恵
地 福耳の持主である裸木かな       都
人 人肌をオーダーしてる雪女       のぼる



若林波留美副主宰選

天 時間の矢磨きあげたる霜柱     紀子
地 大鷲の向きをかふるに肩つかふ   ふさ江
人 無防備としか言ひやう無き寒晴   紀子

              (川口句会 2013.1.6)


南天







2013.01.08 Tuesday 20:48

「紫」2013年1月号・1

 龍門集より

うつばりが変な気持ちにさせる秋      山崎十生
皿に血があるかと割ってみる月夜
口紅を落とすその時星流る 

国宝の壺に届かぬ月明り          若林波留美
読み取れぬことこそまこと秋の星

鍵穴どれも未知の入口いわし雲       鈴木紀子
今朝の霧音なき世から来たりけり

てくてくと秋は足で考へる         渡辺まさる

遍歴の十三月の食器達           関口晃代

大空は未踏の大地大夕焼          六車淳子

脈々と鍛へぬかれし秋の水         森壽賀子
    

(「紫」2013年1月号 NO.824より)





2013.01.01 Tuesday 09:31

ごあいさつ

 飛躍の年に     紫主宰・山崎十生

 新年あけましておめでとうございます。今年は巳年であります。干支でいう巳は蛇のことです。平安朝の頃までは、蛇といわずにヘミと言っていたのです。ヘミが正しく、俗語で蛇と言われていたようです。そのヘミを省略してミと言っていたのです。干支では、おおかたが上の一字を省略していますが、ヘミの場合は「屁」と聞こえてしまいますので、下の一字のミを採ったものと思われます。これに関して蛇を考察してゆくと鏡は蛇の目、鏡餅は蛇がトグロを巻いている姿です。他にも諸説がありまして興味が尽きません。俗信の中でも蛇は、神の使いであるとか縁起の良い動物として扱われています。
 先師関口比良男に師事して以来、今年で五十年を迎えます。そして、二十三歳で編集に従事し、平成二年からは会員欄の選句と評を担当し二十三年目になります。その間、句集を十二冊、その他多くの共著を刊行し、現代俳句協会や埼玉県俳句連盟を始めとした地域活動に力を注ぐことが出来たのも「紫」の皆様の支えがあったからこそと感謝申し上げます。今後は、腰を据え創作活動に精進するとともに、若手の育成と指導に励む所存ですので宜しくお願いいたします。
 本年も、健康で楽しい俳句生活を共にしたいと思いますので縁起の良い巳年に際して飛躍の年であることを祈念致します。

雪吊り




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