2015.05.29 Friday 08:45

句会のご案内

 2015年6月の句会予定 

*予定は変更になる場合があります。
 はじめてのかたは事前に事務局までご確認をお願いします。

 

6月6日(土) 土曜句会* 
       午前9時 東松山市・市民活動センター   

       窓の会    
        午後1時 さいたま田島公民館 (自主句会)
 
6月7日(日) 紫川口句会* (紫本部例会) 
         午後1時 川口市立西公民館

6月1日(月) すみれ会*
         午後1時 浦和パルコ10階        

6月2日(火) 万年青の会  
         午後1時30分 川口市立前川南公民館

6月3日(水)  貴船菊の会* 
        午前9時 秩父市 秩父芸術文化会館
         
                   さつき会*  

       午後1時 秩父市 秩父芸術文化会館

6月13日(土)  紫さいたま句会* (紫本部例会)
       午後1時 武蔵浦和サウスピア


6月8日(月) さくら草句会* 
        午後1時 浦和パルコ10階

6月9日(火) 俳句を楽しむ会*   
        午前9時30分 川口市立西公民館  

6月11日(木) をまぎ句会*
        午後1時 さいたま尾間木公民館

 
6月20日(土) ミューズ*
         午後1時 川口市立栄町公民館 
 
       めぶき句会
       午後1時 大宮中央公民館!会場注意
 
6月21日(日) 虹の会  
        午後1時 越谷市立北越谷公民館
  
6月16日(火) 句楽会*
       午後1時 川口市立西公民館 
    
6月17日(水) 牧の会  
       午後1時 さいたま市立尾間木公民館

       紫苑の会 
       午後1時30分 越谷市民活動支援センター

6月27日(土) 東京むらさきの会 
        午後1時30分 台東区社会教育センター
 
6月28日(日) むらさき西句会* 
       午前9時 川口市立西公民館 

6月24日(水) 月光の会*
       午前9時 川口リリア11階
            
6月25日(木) 句遊会
       午後1時 さいたま市立善前公民館
 
          
その他    紫通信句会*      
       6月10日(水) 締切     作品5句(郵送)     

*のついている句会の指導者は山崎十生主宰です
 「東京むらさき」以外の句会場はすべて埼玉県内です


お問合せ 紫の会


はにわ

2015.05.26 Tuesday 16:39

「紫」2015年5月号・2

 大道無門(「紫」5月号抄)    山崎十生 選・評
 

流氷の上と下での息遣ひ     瀧洋子
 流氷と言っても、ただ海面上に現れている氷だけではない。海面と海面下の氷自体に、なにがしかの関係というか相克があるのかもしれない。その息遣いが耳から離れない。性的な面での捉え方も出来るであろう。硬軟あいまっての「息遣い」である。

教会の屋根に素泊まりはだら雪  浅井世紀子
 軽井沢とか長野県のリゾート地などを想起してみる。教会特有の屋根に「雪」が素泊まりをしたという見立てがユニークである。やはり、癒し効果充分な景勝地であることが再認識される。

寒林をしたがへ濠の水ねむる    真幸晶
立春大吉対の黄色いマグカップ   浅野都
尖って自分を磨く氷柱かな     梅原公子

               * * *

死ぬまでの自在楽しむ雪の果て      森壽賀子
満足のこの上もなし大枯木        岡純子
顎をもう少しあげれば春の空       小林邦子
反論の糸口探し蜜柑剥く         黒澤三郎
優しさを解凍すれば菜の花に       小林多美子
寒晴れや野山の動く音聴こゆ       小林敏子
誰にでも存在理由なだれにも       椎名和夫
刃物磨ぐ美しき息寒開ける        西本明未
寂しさ度二級認定冬の空         宮城留美子
白黒をはっきりさせたく麦を踏む     吉野日出美
何ごとも腹八分目春の雪         猪熊みね子
伝言は沈黙にあり春立ちぬ        上田洋子
揺れまいと決意している氷柱かな     篠原弘子

 
(「紫」2015年5月号・NO.852号より)


春の雪


2015.05.22 Friday 08:31

第53回 埼玉俳句賞受賞作品

「紫」無門集同人・稲葉明日香さんが第53回埼玉俳句賞の正賞を受賞しました。
受賞作品を掲載いたします。

「アダムの林檎」 稲葉明日香

阿は空に吽は大地に秋の風
月白や弥勒の十指躁となる
究極のアダムの林檎探しゆく
万歩計つけし案山子の膝頭
黙秘権決めかねているこぼれ萩
望月に瓦礫残りし翳のあり
一つずつ指紋消したるしやぼん玉
地動説信じぬままに蛇穴に
折鶴の一羽は過客秋遍路
この空の果ては涅槃や雁渡し

月白




2015.05.19 Tuesday 08:47

紫支部句会紹介

「紫の会」には2つの本部句会の他、埼玉県内を中心に20の支部句会があります。
今回はその中の「窓の会」をご紹介します。

**********************************
「窓の会」 紹介

 「窓の会」の誕生から40年の歳月が流れました。最初からのメンバーは5名です。現在会員は9名となりました。句会形式ですが質問や意見等自由に出し合い毎回多くのことを学びます。新しい方も素晴らしい俳句を発表しています。どなたでもお気軽にご参加ください。

日時 毎月第1土曜日 午後1時
会費 500円 (入会金なし)
会場 武蔵浦和サウスピア 8階


窓 5月句会

フイルムの雨ざんざ降り昭和の日    紀子
仰向けに大地抱けば春の月       淳子
座布団のカバーを麻にと母の声     望都江
連翹の風の中なる大往生        都詩
人を消し人が生まれる五月来る     美智子
目立つこと好きな質(たち)なり夏初め あき
洗ひ立ての空独り占め鯉幟       千種
藁屋根に花冠を忘れない        幸子
バジルの芽ひかり受けとめ開きをり   三恵


豆の花




2015.05.15 Friday 16:36

紫さいたま句会

「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
(JR埼京線武蔵浦和駅西口徒歩二分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。

*次回は6月13日(土)の予定です

山崎十生主宰選

天 はんざきを匿ふ水の揺るぎなし     徳美
地 水平線はサドルの高さ風五月      紀子
人 阿部定のやうに夏帯ゆるやかに     弘恵

若林波留美副主宰選

天 つひには痩身万緑の包囲力       洋子
地 縄文は地続きだ山滴りぬ        智恵


鈴木紀子副主宰選

天 早苗田のさざなみ多神教讃ふ      波留美
地 乱反射してゐる白のカーネーション   珠江


          (さいたま句会 2015.5.9)

緑















2015.05.12 Tuesday 08:10

埼玉県俳句連盟春季俳句大会

 去る4月29日、平成26年度埼玉県俳句連盟春季俳句大会が開催されました。
当日は第54回埼玉俳句賞の発表も行われ、「紫」同人・稲葉明日香さんが正賞を受賞されました!受賞作品は後日掲載します。お楽しみに。

*受賞作品はこちら

第53回 埼玉俳句賞
正賞 「アダムの林檎」 稲葉明日香
準賞 「永平寺」    増田信雄
    「ごとばんさん(後鳥羽院さま)」斉藤たみ
    「魔の山」     染谷悦子


兼題の部・入賞作品抄

紙風船落ちる軽さを打ち返す    矢島清
橋はみな良き名を持てり月朧    的場睦子
針穴の向こうへ春の糸通す     伊藤君子
井戸のなき井戸端会議山笑ふ    半谷比奈子
ふらここを天まで漕いで変声期   丸山連子


春の山





2015.05.08 Friday 16:38

紫川口句会

  「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 
毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で
午後1時から4時30分に開催しています。
各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。
(次回は6月7日の予定です)



山崎十生主宰選

天 よき死者として葉桜にまぎれたり    紀子
地 血のみちに相乗効果柿若葉       徳美
人 答へなき問ひには答ふ母子草      純也


若林波留美副主宰選

天 リハーサルなしで老いけり菖蒲の湯   則子
地 白靴と決めた憲法記念の日       紀子


鈴木紀子副主宰選

天 靴紐を二度締め直し柳絮飛ぶ      晴美
地 蛇群れず尺貫法を生き抜ける      波留美


              (川口句会 2015.5.3)

柿若葉







2015.05.05 Tuesday 08:07

俳句賞

何をするにもいい季節を迎えました。
この季節、俳句の世界でもさまざまな賞を募集しています。
まとまった数の作品に挑戦するのは大変ですがチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


第61回 角川俳句賞 くわしくはこちら
平成27年5月31日(日)締切、未発表作品50句

第35回 現代俳句評論賞 くわしくはこちら
平成27年6月1日(月)締切、400字詰め原稿用紙30枚以内
既発表作品可

第33回 現代俳句新人賞 くわしくはこちら
平成27年6月30日(火)締切、未発表作品30句
*締め切り日に50才未満であること

第16回 現代俳句協会年度作品賞 くわしくはこちら
平成27年6月30日(火)締切、平成26年の作品30句
*現代俳句協会員のみ応募できます

第46回 埼玉文学賞
平成27年8月31日(月)締切、未発表作品20句
*県外者は埼玉との関わりのあるテーマであること

花壇


2015.05.01 Friday 16:35

「紫」2015年5月号・1

龍門集より

不純物吐きつ白魚育ちゆく             山崎十生
凭れあふことなく競ふ霜柱 
三番瀬干潟筋肉質である

暁闇の樸(あららぎ)の柾目義仲忌         若林波留美 
眠り墜つまでの未知数冬芽伸ぶ  

梅月夜合鍵に錆はじまれり             鈴木紀子
水仙の白に近づく不眠症
 
再生か消去か今朝のはだら雪            渡辺まさる

切株の雪を数えるたのしさよ            関口晃代

山道の明るく見える雪の朝             六車淳子 

死ぬまでの自在楽しむ雪の果て           森壽賀子


(「紫」2015年5月号・NO.852号より)


雪の木

















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